I. 使用環境に適した IP 定格の選択
配電キャビネットが比較的穏やかな環境で使用される場合は、中程度の保護要件を持つ機器やデバイスに適した IP50 または IP54 定格を選択できます。ただし、配電キャビネットが極寒の条件や頻繁な豪雨や雪にさらされる場合は、機器を効果的に保護する防水機能を備えた IP66 または IP67 定格を選択する必要があります。を選択するときは、屋外配電盤、意図された使用環境の固有の特性を考慮することが重要です。
II.各格付けの特徴と適用範囲
IP00 評価: 保護手段が提供されていないため、屋外への設置には適していません。屋内用途にのみ適しています。
IP20 等級: 直径 12.5 mm を超える物の侵入を防ぎますが、防水機能はありません。完全に保護された機器やデバイスの保管に適しています。
IP30 等級: 直径 2.5 mm を超える物の侵入を防ぎますが、防水機能はありません。保護要件が低い機器やデバイスに適しています。
IP40 等級: 直径 1.0mm を超える物の侵入を防ぎますが、防水機能はありません。より高度な保護要件が必要な機器やデバイスに適しています。
IP50等級:直径1.0mmを超える物の侵入を防ぎ、防塵性と滴下水に対する保護を提供します。より高度な保護要件が必要な機器やデバイスに適しています。
IP54等級:直径1.0mm以上の異物の侵入を防ぎ、防塵性があり、水しぶきにも耐えられます。高度な保護要件が求められる機器やデバイスに適しています。
IP55 評価: 直径 1.0 mm を超える物の侵入を防ぎ、防塵性と水飛沫に対する耐性を備え、限定的なウォータージェットへの曝露に耐えることができます。厳しい保護要件を持つ機器やデバイスに適しています。
IP65等級:直径1.0mmを超える物の侵入を防ぎ、防塵性とあらゆる方向からの噴流水に対する耐性を備えています。非常に高い保護要件が必要な機器やデバイスに適しています。
IP66等級:直径1.0mm以上の異物の侵入を防ぎ、防塵性があり、あらゆる方向からの強力な噴流水に対して耐性があります。非常に高い保護要件が求められる機器やデバイスに適しています。
IP67 評価:直径 1.0 mm を超える物の侵入を防ぎ、防塵性を備え、機器の通常の動作に影響を与えることなく、深さ 1 メートルまでの短時間の水没に対する保護を提供します。最も高い保護要件が必要な機器やデバイスに適しています。
Ⅲ.の定義と分類屋外配電盤IP 評価
国際電気標準会議の要件に従って、屋外配電盤IP等級はIP00、IP20、IP30、IP40、IP50、IP54、IP55、IP65、IP66、IP67の10段階に分類されます。 IP 定格は、通常の動作を維持しながら、埃、水、機械的衝撃などのさまざまな外部危険に耐えるキャビネットの能力を示します。の屋外配電盤IP 定格は、キャビネットが達成する保護能力の標準を表します。